研修の目的

初期研修で学んだ知識・技能をさらに深め、標準的な医療を安全に提供できる臨床技能、医師としてのプロフェッショナリズム、様々な問題を抱える患者や家族に対する高いコミュニケーション能力、他科医師や他職種との連携を図りチーム医療の中心となれるリーダーシップを養い、幅広く包括的な診療のできる家庭医療専門医を育成します。

後期研修プログラムの特徴

日本プライマリ・ケア連合学会の家庭医療後期研修プログラムに認定されています。研修中にポートフォリオを作成して、研修終了後に家庭医療専門医の受験資格を取得することができます。

＊詳細なプログラムの確認をご希望の場合には、直接当院にお問い合わせください。

研修内容

A)　入院診療

　家庭医療の基礎となる様々な内科系疾患を担当することで、コミュニケーション技能、EBMの理解と実践能力、臨床決断能力、社会心理学的アプローチ、家族ケア、基本手技など病院総合医として必要な高度技能を修得することを目標とします。院内の専門医・コメディカルと連携してチーム医療を実践します。毎週、指導医からのレクチャーがあり、症候診断、EBMの実践、疾患治療などを学びます。また、選択期間の3ヶ月で、外科、整形外科、婦人科、泌尿器科、など様々な診療科での研修も可能です。

B)　外来診療

　入院診療で担当した患者の外来加療だけでなく、初診患者も診療して、幅広い症例を経験できるようにします。外来患者の診療後のフィードバックを毎週定期的に行い、総合医としての外来診療の基本能力を学ぶことができます。在宅医療は、総合診療 Iとして連携する国立病院機構東埼玉病院、ハーモニークリニック、気仙沼市立本吉病院のいずれかの施設にて経験できるように配慮しています。

C)　救急診療

　当院の救急部にて3ヶ月間の研修を行います。年間6000件以上の救急搬送があり、豊富な症例経験を積むことができます。救急部では3名の常勤救急専門医から指導を受けることができます。

D)　サポート体制

　後期研修医一人ひとりに対して定期的に「振り返り」を行います。研修内容だけではなく、研修に対する悩みや今後の進路などのも気軽に相談することができます。家庭医療専門医取得のためのポートフォリオの作成も支援します。

E)　学会発表や症例報告

　指導医とともに学会発表ならびに症例報告を積極的に行います。

F)　連携病院での研修

　総合診療 I　：国立病院機構東埼玉病院、ハーモニークリニック、気仙沼市立本吉病院
　小児科：柏厚生総合病院、千葉愛友会記念病院

取得可能な認定医・専門医

• 日本プライマリ・ケア連合学会　家庭医療専門医

当院の内科系教育施設認定

• 日本内科学会教育関連病院
  日本プライマリ・ケア連合学会認定施設
  日本消化器病学会認定施設
  日本消化器内視鏡学会指導施設
  日本肝臓学会認定施設
  日本循環器病学会認定専門医研修施設
  日本呼吸器学会関連施設
  日本腎臓学会研修施設
  日本リウマチ学会教育施設
  日本神経学会認定准教育施設
  日本超音波医学会認定専門医研修施設
  日本がん治療認定医機構認定研修施設
  日本静脈経腸栄養学会NST稼働施設