治療支援部門

薬剤部

一人でも多くの人に薬剤師の目と心を

薬剤師とは

薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする
---薬剤師法第1条(薬剤師の任務)より

これまで薬を一度も飲んだことのない方はほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。それほど薬は私たちの生活に密着し、欠かせないものになっています。その薬が患者さんに届くまでの全ての過程(製薬企業→病院→患者さん)で、薬学を基礎とした専門的立場から関わっているのが薬剤師です。
そこで、私たちは以下のことを使命として取り組んでおります。我々は、地域住民や医療スタッフが薬物療法で不安を感じることのないように、医薬品の調剤・供給においてその有効性と安全性を確保し、信頼され満足度の高い対応を永続的に行います。

部長あいさつ

 当院はさいたま市北区にある、337床のがん・救急医療をもとに急性期医療にて、地域住民の生活を支える病院です。近隣病院・調剤薬局との連携を密に行い、「さいたま市地域連携network」に参画し、”地域で患者を守る”を実践しています。薬剤部は調剤業務、製剤業務、DI業務などの 中央業務を基盤に、全病棟、ICU、手術室、がん治療センターなどに薬剤師を配置し、患者安全を元に「患者ファースト」の業務を行っています。今年度より本格的に「外来薬剤師業務」を展開し、入退院時のゲートキーパーとしての薬剤師業務の確立を目指しています。今まで以上に多職種と連携(カンファレンス、回診同行)を強化し、チーム医療(NST、ICT、緩和ケア、HD、化学療法、褥創、DM等)での専門性を発揮できる薬剤師育成を行っています。そうすることで、地域の患者さんに薬剤師にしかできない貢献をし続けていけると考えております。ジェネラリストとして確立し、高い探求心による専門性(専門・認定薬剤師多数在籍)を得ることと、本来行うべき基本業務を大切にして、新たなる薬剤師業務を開拓していく。そしてなによりも、患者さんに寄り添える薬剤師を目指して日々邁進して行きます。

入退院支援センター長

薬剤部 部長
矢吹 直寛

キャッチコピーの説明

一人でも多くの人に薬剤師の目と心を

 各病棟、周術期/化学療法の薬剤師外来、透析室、外来処方箋チェックなど、数多くの部署に担当薬剤師を配置し、薬物治療に関わる多くの患者・スタッフに薬剤師の専門性(目)を生かしたサポートを提供しています。
 また、その多くが対面業務であり、カルテだけでは推し量れない悩みにも対応していくこと(心)ができます。

◎彩の国東大宮メディカルセンター薬剤部概要 (2024年度)

薬剤師数:33 人(常勤 30 人、非常勤 3 人)
事務:3人(常勤 2 人、非常勤 1 人)

院外 外来処方箋枚数:6,231枚/月 (2023年度平均)
院内 処方箋枚数:外来196枚/月 入院4,912枚/月 (2023年度平均)
注射処方箋枚数:6,253 枚/月 (2023年度平均)
注射薬混合件数:213 件/月 (2023年度平均)
外来がん化学療法 注射混合件数(抗がん薬):267 件/月 (2023年度平均)
院内製剤調製件数:17 件/月 (2023年度平均)
服薬指導(薬剤管理指導業務):1,523 件/月 (2023年度平均)
プレアボイド報告件数:146 件/月 (2023年度平均)
PMDA への副作用報告件数:29 件/年 (2023年度平均)
採用薬剤数:1,032 品目(うち、内服 471 件・外用 212 件・注射 349 件)  

■施設基準(薬剤部関連)

薬剤管理指導料(380 点、325 点)
退院時薬剤情報管理指導料
退院時薬剤情報連携加算
病棟薬剤業務実施加算 1、2
無菌製剤処理料 1、2
薬剤総合評価調整加算
薬剤調整加算
麻薬加算
入院時支援加算
在宅自己注射指導管理料
外来化学療法加算1 連携充実加算
栄養サポートチーム加算
感染防止対策加算 1
抗菌薬適正使用支援加算
後発医薬品使用体制加算 1
早期栄養介入管理加算
特定薬剤治療管理料 1、2
がん患者指導管理料
バイオ後続品導入初期加算

■認定資格取得者(2024/7/1時点)

日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師 1名
日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師 2名
日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師 8名
日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師 2名
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師 1名
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師 6名
日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療専門薬剤師 1名
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師 1名
日本臨床栄養代謝学会  NST専門療法士 2名
埼玉県肝炎コーディネーター 4名
日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 1名
日本アンチ・ドーピング機構 スポーツファーマシスト 2名
日本リウマチ財団 リウマチ財団登録薬剤師 1名
日本麻酔科学会 周術期管理チーム薬剤師 3名
心電図検定 1 級 薬剤師 1名
日本循環器学会 心不全療養指導士 1名
日本臨床救急医学会 救急認定薬剤師 1名

【実習生の受け入れ】(2024/4/1時点)

薬剤部では、薬学部5年生の実務実習生を受け入れております。

2023年度 2022年度 2021年度 2020年度 2019年度
2期 5名 5名 5名 3名 3名
3期 5名 5名 5名 5名 4名
4期 2名 3名 3名 5名 5名
合計 12名 13名 13名 13名 12名

学術実績と勉強会の実績

集合写真