栄養士便り
5 さつま芋
朝晩と冷え込む様になってきました。秋も本番ですね。
今回はこの時期の旬の食べ物の1つ、『さつま芋』について取り上げてみましょう。
さつまいもは「皮」に秘密あり
さつま芋には食物繊維が豊富です。便秘症や大腸がん予防に効果があります。又ビタミンCが芋の中ではトップクラス、みかんと同じ位入っているとご存知でしたか!?美肌効果もありますね。
「アントシアニン」。これは皮の紫の色素ですが、ワインに含まれるポリフェノールと同じもので、血圧の抑制や肝機能を向上させる働きがあります。夏の日焼けによって作られてしまったメラニン。シミの元になってしまいますが、このメラニン抑制に効果のある「クロロゲン酸」という抑酸化物質も入っています。ただクロロゲン酸やアントシアニンは皮の部分に含まれていますので、皮ごと食するのがお薦めです。
そこで、さつま芋の「皮」を使った簡単なレシピをご紹介します。
さつまいもの皮のきんぴら
材料・・・分量
さつまいもの皮(厚めにむいたもの)・・・200g
ごま油・・・大さじ1杯
砂糖・・・小さじ2杯
料理酒・・・大さじ1杯
薄口しょうゆ・・・小さじ1 1/2杯
いりごま・・・少々
1.皮は縦に太めの千切りにして、水に10分さらしてあく抜きをし、ざるに上げて水気を切ります。
2.鍋に油を入れ皮をゆっくり炒め、ほとんど火が通ったら砂糖、酒、薄口しょうゆを加え、弱火で汁気がなくなるまで煮詰めます。
3.最後にごまを振りかけ出来上がり。