専門治療
腹腔鏡下手術
手術ってメスで身体を切る。痛々しい傷跡が残ってしまう・・・
という今までのイメージを一変したのが腹腔鏡手術。
お腹の中にカメラを挿入し、モニターを見ながら病変部の治療を行う手術ですから、身体には小さな穴を数箇所開けるだけですみます。夢のようなこの手術法は、今までの外科の歴史を大きく変えました。
当院で使用しているハイビジョン内視鏡外科手術システム
胃の腹腔鏡手術例
胃癌では左図のように5つの穴から胃切除を行います。
最後に4~5cm、小切開して胃を取り出します。
実際の手術風景です。
腹腔鏡で胃を3分の2切除した傷です。
右の画像は比較のため、同じ胃切除を開腹で行った傷です。
※全ての写真は患者さんのご同意をいただき、掲載しております。
腹腔鏡手術では、手で直接胃や大腸に触れることができないため脂肪に埋もれた血管やリンパ節などが判りにくいのです。そこで術前に3D-CTを駆使して解剖を立体的に把握します。当院で実際に使用している画像を以下にご紹介します。
当院のCT装置です。
下のような立体画像(3D-CT)を得ることができます。検査はベッドに数分間寝ているだけで終わります。
病変の場所や血管の状態、リンパ節転移などの情報を把握します。これにより安全な手術が可能になります。
CT画像をコンピューター処理すると苦痛なく、このような大腸の立体写真が得られます。
矢印の部分は癌のため、大腸が細くなっています。
これはバーチャル胃内視鏡画像です。
コンピューター処理により、あたかも胃の中を内視鏡で検査しているかのような画像が得られます。
胃の術前3D-CT画像です。
胃(青い部分)や腎臓(茶色の部分)や血管を、自由な角度から立体的に見ることができます。