病院案内

ご利用のみなさまへ

敷地内禁煙についてのお願い

たばこにはニコチン・タール・一酸化炭素をはじめ200種類以上の有害物質が含まれていて多くの病気を引きおこします。喫煙者の肺癌死亡は非喫煙者の4.8倍、喉頭癌の死亡はなんと37倍にもなります。また唾液に溶けたタールが飲み込まれることで胃癌・大腸癌・膵癌など消化器の癌や、膀胱癌などの泌尿器の癌による死亡も増加します。呼吸器障害(肺気腫・慢性気管支炎)も高率に引きおこされます。

またニコチンには血管収縮作用があり喫煙により心筋梗塞や脳卒中の発生率が高まり、妊娠に対しては流産の比率が高まります。

更に問題なのはたばこを吸わない周囲の人が無理やり煙を吸わされる受動喫煙です。喫煙者が吸いこむ煙(主流煙)よりもたばこの先端からたちのぼる煙(副流煙)の方が有害物質が20倍から30倍も濃厚です。
職場で同室に喫煙者がいる状態で30年働くと、非喫煙者でも肺癌の発生率が2倍になるとされています。

当院では患者さまの健康をサポートすべき医療施設として平成21年5月1日より館内および敷地内の全面禁煙を実施しております。
どうしても禁煙できない方のために禁煙補助剤(自費にて)を内科外来にて処方しておりますので、ご相談ください。またトイレや人目のつかないところなどで喫煙されますと防火管理上も大変危険ですので、喫煙はくれぐれもご遠慮ください。禁煙を守っていただけない患者さまには不本意ではありますが、転院を考えていただく場合もあります。
どうか、皆様のご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。