栄養士便り

62 夏野菜





夏本番となり、セミの鳴き声やお祭り、花火など見かけることが多くなりましたね。
夏だからこそ味わえるものをしっかりと味わうのも良いでしょう。

そこで、今回は「夏野菜」を紹介します。

夏野菜というと、どんなものを思い浮かべますか?
夏野菜は冬野菜に比べ太陽をたっぷりと浴び、すくすくと育っています。カラフルなものが多く、食卓に華を咲かせてくれます。

夏野菜は大きく「赤・黄・緑」の3つに分けることが出来ます。

赤い夏野菜といえば・・・トマト、赤ピーマン、みょうが、しょうが
黄色い夏野菜といえば・・・とうもろこし、かぼちゃ
緑の夏野菜といえば・・・ピーマン、オクラ、きゅうり、にがうり、いんげん、レタス、枝豆など



そこで、今回は「赤・黄の夏野菜」についてです。

赤い夏野菜

・みょうが
日本の原産。日本でしか食用とされてない野菜です。
香りと辛味を特徴とし、薬味として利用することが多く、シャキシャキとした食感と特有の香りが食欲をそそります。

・しょうが
辛み成分であるショウガオールは食欲促進作用、消臭、発汗作用などがある。また、香り成分であるジンギベレンは消臭作用、冷えを改善作用があります。


黄色い夏野菜

・とうもろこし
普段、野菜として食べているのは甘味種(スイート種)の未成熟な果実。
糖質を主成分とし、たんぱく質、脂質、食物繊維、ビタミン類を多く含みます。カリウムも多いので塩分の過剰摂取分を体外に排出するのを助けます。

野菜の水分量



夏野菜は夏ばて予防に最適。
夏野菜は、冬野菜に比べたっぷりと水分を含み、体を冷やす効果があります。さらに、ビタミン類も豊富なため、体調を整えるのを助けます。
夏野菜をおいしく食べられるのは今だけなので、野菜を毎日摂るよう心掛けましょう。
しかし、暑いからといって体を冷やす食べ物ばかりを摂ることはよくありません。温かいものも食事に取り入れ、バランスよく摂ることは大切です。