栄養士便り

45 玉ねぎ





気候も穏やかになり、春の訪れを感じる今日この頃。
食べ物も春らしいものが出始めましたね。

今回のテーマは
「玉ねぎ」です


ビタミンB1の吸収をUP

玉ねぎの臭いはアリシン(硫化アリル)と呼ばれるものです。
ビタミンB1と一緒になるとアリチアミンという成分に変身し、ビタミンB1の吸収を良くしてくれます。
疲労を解消してくれる栄養素として有名なビタミンB1。
多く含まれる食品は豚肉、大豆、玄米などです。


玉ねぎの辛味にはお酢

玉ねぎを生で食べる時は辛味が気になりますよね。
対策として水にさらしてから食べる方も多いのではないでしょうか?
水にさらすと食べやすくなりますが、辛味と一緒に実は栄養素も抜けてしまっているのです。
せっかく体に良い成分なら余すとこなく摂取したいですよね。
そこでオススメなのが『お酢』です。
お酢を使うと辛味が和らぎますので、生の玉ねぎでも食べやすくなります。
お料理のレパートリーに加えてみてください。

これからの時期は新玉ねぎが出てきます
新玉ねぎの旬は3~4月
普通の玉ねぎと比べて甘味があり、やわらかく、みずみずしいのが特徴です。
生食にはピッタリですね。


玉ねぎの保存

玉ねぎを上手に保存するには、風通しの良い日陰が良いです。
昔はどの家庭でも軒下にぶら下げてあったものですね。
根や芽が出てしまうと、その分栄養素が落ちてしまいますので、いくら保存が利くからといっても、早く食べるようにしてください。
新玉ねぎは水分が多いため保存性は低いです。
切ってしまった場合は冷蔵庫に保存して1~2日で使いきるようにしてください。