栄養士便り

16 きのこ





柿、栗、梨、茄子・・・食欲の秋、皆さんいかがお過ごしですか?
ご飯が美味しく食べられる。当たり前のことのようですがとても大切なことですよね。でも食べすぎで体調を悪くしてしまっては元も子もありません。
そこで今回ご紹介したい食品は旬でもある『きのこ』です。


きのこについて

きのこはその90%が水分で出来ています。
食物繊維が豊富で噛み応えがあり、自然と噛む回数が多くなるため満腹感を感じやすく、食べすぎを防止できる優れものです。
食物繊維といっても水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維と、性質の異なる2つに分けられます。
水溶性はコレステロールや血糖の上昇を抑える効果があり、コンニャクやワカメに多く含まれています。
不溶性は便通を良くする効果があり、豆類や根菜類に多く含まれています。
きのこにはこの両方の食物繊維が含まれているのです!
この他にも

カルシウムの吸収に活躍するビタミンD

糖質の代謝に関与するビタミンB1

脂質の代謝に関与するビタミンB2

も多く含まれ、身体の調子を整えてくれる有能な食品です。

メインの食材にはなりにくいですが、炒め物、煮物、お浸し等、用途は色々ありますから少しずつこまめに摂りたいですね。



おすすめレシピ
鮭ときのこのホイル包み
今回のオススメレシピは、こちらも秋の味覚である鮭ときのこを使ったホイル包み焼きです。



≪作り方≫

1,鮭にお酒、塩、コショウを少々振り、下味を付ける

2,玉ねぎはスライス、きのこは食べやすい大きさにする

3,アルミホイルを広げ薄く油を引く

4,その上に鮭、玉ねぎ、きのこ、バターを乗せ、醤油を少々かける

5,ホイルを破かないように包む
(蒸し焼きになるようにホイルの間に隙間が出来ないように包んでください)

6,180度のオーブンで10分~15分で出来上がりです

7,鮭をタラやホタテにしても美味しく出来ます。さらにマヨネーズを10g程乗せて焼くと一味違った味になります。
8,フライパンでも調理可能ですが、その際は火加減と蓋をすることをお忘れなく!!