栄養士便り

15 さんま





二十四節気ではすでに秋ですがまだまだ暑い日が続きますね。
秋といえば食べ物が美味しくなる季節!
今回は秋の味覚の王様!『さんま』についてです。

さんま雑学

世界で一番多くさんまを食べているのは日本人だそうです。しかし歴史は意外に浅く、一般的に食べられるようになったのは江戸後期になってからです。それまでは脂っぽさが不人気の原因だったというから驚きですね。

秋にさんまが美味しくなるのは産卵する体力をつけるために脂肪を蓄えるからで、通常期より20%近く多くなるようです。その脂肪には悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やしてくれるEPA(エイコサペンタエンサン)という成分が多く含まれています。このEPA,人の身体ではつくることができず、食品から摂らないとならない大切な栄養素なのです。

さんまの他にも、イワシ、ブリ、サバ等の背の青い魚にも多く含まれています。美味しく食べられて身体にも良いなんてうれしいですね!ただし、どんな食品でも食べすぎには注意ですよ。



≪作り方≫

1,さんまは3枚に卸し、半分に切り、酒・塩を振っておく。

2,さんまに片栗粉をまぶし、油で揚げる。しし唐は2・3箇所切れ目を入れ、素揚げにする。

3,タレを作る。醤油、みりん、砂糖を鍋に入れ火にかけ、ひと煮たちさせ、おろし生姜を入れ水溶き片栗粉でトロミをつける。

4,さんま、しし唐の油を切り、ご飯の上に乗せタレをかける。