栄養士便り
10 たけのこ
今回は新緑の季節の風物詩とも言われる、『たけのこ』についてです。
たけのこについて
特徴として、チロシンというアミノ酸が多く含まれています。たけのこを切ったり、煮物にした時に出る白い粉状のものです。これには脳の働きを活発にしてくれる働きがあります。そして旨味成分の1つ、アスパラギン酸は疲労回復に効果があります。
又、食物繊維が非常に豊富です。大腸がんの予防、便秘改善、さらには余分なコレステロールを体外へ排出してくれます。
低エネルギーですので、これからダイエットに取り組もうとしている方にもお助けとなる食べ物です。
たけのこと言えば、「えぐみ」が強いですよね。これはシュウ酸やホモゲンチジン酸というもので、掘り出してから時間の経過と共に増加するので、生の状態で買ったら早めに下茹でする事をおすすめします。
下茹で方法
1.皮がついたままの状態で穂先を斜めに切り、その切り口から縦半分に切ります。
2.たっぷりの水に①のたけのこ、米ぬか1~2カップ、赤唐辛子2~3本を入れ強火で沸騰させ、その後弱火で1時間以上茹でます。
3.竹串がすっと入る様になったら火を止め、茹で汁の中でそのまま冷まします。
4.よく水洗いして皮をむきます。
今では水煮のたけのこも多く出回っており、少量使うのには便利ですが、たまには生を調理して旬の味を楽しんでくださいね!