専門外来
もの忘れ外来
軽度認知機能障害(MCI)は認知症になるかどうかの分岐点です!
早期の診断と対策が、あなたの未来を守る第一歩です。
認知機能に不安を感じたら、ぜひもの忘れ外来でご相談ください。
軽度認知機能障害(MCI)をご存知ですか?
現在日本では、65歳以上の方の約4人に1人の割合で、”認知症またはその前段階の軽度認知機能障害(MCI)”が認められているといわれています(2024年5月8日 厚生労働省の研究班公表)。
認知症の割合は年齢と共に確実に増加しており、高齢化が進む日本では今後さらに増加していくことが予測されています。
一方で、認知症の約3分の1は、生活習慣など多角的な介入により予防できる可能性があること 1)、また、発症してからでも生活習慣の改善により、初期の認知症や軽度認知機能障害(MCI)の方の認知機能維持に役立つことが、新たに報告されました 2)。
認知機能と時間の経過
出典:1)今井幸充 認知症を進ませない生活と介護 法研,平成27年,p28~29,p60~61.
もの忘れに対して適切な診断と治療を行い認知症症状への理解を深め、患者さんやご家族と共に明るくより豊かな生活を送ることを目指し認知症に向き合っていく外来です。
※MCIはMild Cognitive Impairmentの略語です。
- 1)日本内科学会雑誌108巻4号 「生活習慣病と認知症:病態・予防と治療のUpdate(神経)701~707 2019
- 2)米国予防医学研究所(Preventive Medicine Research Institute)Dean Ornish氏らが実施したランダム化比較試験(RCT)で示された「Alzheimer's Research and Therapy」に掲載 2024
対象者
次のような症状が見られる方は軽度の認知機能障害(MCI)が疑われます。それ以外にも気になられる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
- 物を置いた場所を忘れ探し物が増えた
- 大切な約束を忘れてしまう
- 日常的な作業はできるが、難しい作業が苦手になった
- 部屋が散らかるようになった
- 料理の味付けが変わった
- 同じ料理ばかり作るようになった
- ゴミ出しの日を間違える
- 注意力が散漫になり、集中力が低下した
- 意欲が低下し、消極的になった
- 物事が計画的に実行できなくなった など
もの忘れ外来でできること
◇ 早期発見・評価
診察・血液検査・神経心理検査・頭部画像検査(MRI・CT)・心電図検査など、また必要に応じて、アミロイドPET検査・脳血流シンチグラフィー・心臓超音波検査・頸動脈超音波検査など、診察時に必要な検査をご提案させていただきます。
◇ 適切な治療・対策
アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症などの中枢神経の変性疾患は根本的な治療方法はまだ確立されていませんが、症状の進行を抑える薬の開発が積極的に進められています。
また、軽度のアルツハイマー型認知症の方は複数の必要な条件が満たされれば、より進行を抑える効果が期待できる新しい治療薬(点滴薬)を使用できるようになりました。
この薬が使用できない場合でも、生活習慣を見直し、適切な薬を使用していただくことで、毎日を穏やかに満ち足りた生活を送ることが可能です。不安に思うことや心配なことがありましたら、ご相談ください。
担当医
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医長 福澤 恵
【資格】
日本神経学会神経内科専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本医師会認定産業医
検診マンモグラフィ読影認定医師
日本人間ドック学会人間ドック健診専門医
厚生労働省 医師の臨床研修に係る指導医講習会修了
厚生労働省 がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会修了
難病指定医
日本救急医学会 ICLS コース修了
外来担当医
2024年8月から、毎週木曜日の午後に「もの忘れ外来」を始めました。また、脳神経内科専門外来(火曜・金曜)でも診察は可能です。
※完全予約制ですので、ご注意ください。
時間/曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前受付 8:00-12:00 (診察) 9:00~ |
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午後受付 12:35-17:00 (診察) 14:00~ |
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