診療科

血液浄化センター

透析室

透析とは、腎臓の働きが悪い方を人工腎臓にて補助する治療法です。体内に貯まった尿毒症の原因物質や老廃物の排泄、血液中のナトリウム、カリウム、カルシウムといった電解質と酸性・アルカリ性のバランスの維持、体液量の調節を代行する治療法です。透析は今日、腎不全治療の主流であると同時に、腎移植を除いては唯一の治療法と言えます。
 当院の透析ベッド数は31床で、月水金2クール・火木土2クールにて稼動しております。

当院はon-line HDFをいち早く導入しております.1時間に8~15Lもの透析液を前置換することで,血圧の低下やかゆみの軽減をはかっています.また効率を上げるために,長時間透析の相談にも応じます.例えば普段は勤務先で透析しているが,週末だけは近くでといった変則的なスケジュールや,腹膜透析をしているが,体重管理のために血液透析も併用したいといったご要望にも対応します.

 当院ではフットケアや栄養指導も行っているほか、総合病院であるため他科への予約・受診がスムーズで、入院での透析も可能です。特に胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査については,入院での施行も含めて,随時対応しています.透析されている方で,検査に不安がありましたら,経験豊富な透析室スタッフにご相談ください.

 またリハビリテーション科も充実しており,脳梗塞や長期入院の後のリハビリテーションについても積極的に行っております.なお、旅行者は随時受け付けています。

治療内容

HD(血液透析)  / on-lineHDF(血液透析濾過)  / HF(血液濾過)  / CHD(持続的血液透析)  / CHF(持続的血液濾過) /  CHDF(持続的血液透析濾過)  / PE(血漿交換療法)  / PA(血漿吸着法)  / DHP(直接血液吸着法)  / G-CAP(顆粒球吸着療法)  /  L-CAP(白血球吸着療法)  / LDL吸着療法

  • HD(血液透析)、on-lineHDF(血液透析濾過)

    HD(血液透析)
    on-lineHDF
    (血液透析濾過)

  • G-CAP(顆粒球吸着療法)(白血球吸着療法)

    G・L-CAP
    (顆粒球吸着療法)
    (白血球吸着療法)

  • LDL吸着療法

    LDL吸着療法

きれいな透析液とは…当院では、国際標準化機構の水質基準をクリアするため、徹底した水質管理を行い、より質の高い透析医療を提供できるよう努力しています。

臨床工学技士業務内容

透析室業務

透析室業務臨床工学技士は透析治療の準備から穿刺・回収をはじめとした臨床業務のほか、透析関連機器全般(水処理装置、透析液供給装置、患者監視装置等)の操作、洗浄、水質管理、定期メンテナンス等の保守・管理業務を行いながら、医師、看護師と協力して治療中はもちろん、治療の前後も含めて患者様が安心して透析を受けられる環境を提供出来る様に努めています。また、人工透析以外の各種血液浄化や病棟での出張透析も行っています。

ME室業務

ME室業務人工呼吸器やセントラルモニタ、AED、シリンジ・輸液ポンプ、ネブライザ、吸引器など様々な医療機器を中央管理化し、使用状況を正確に把握しています。さらに機器の日常点検・使用前後の保守点検・院内巡回を毎日行う事で、効率的な医療機器の運用が可能になっています。医療機器のマネジメントを通して安全な医療が遂行できるように業務を行っています。

心臓カテーテル室業務

心臓カテーテル室業務心臓カテーテル検査では冠動脈疾患、弁疾患の確定診断、狭心症、心筋梗塞の治療、ペースメーカー植え込み、PCI(経皮的冠動脈インターベンション)、EPS(電気生理学的検査)などを行っています。臨床工学技士は医師が行う検査・治療の介助、IVUS(血管内超音波検査)の操作や血管内径の記録、ペースメーカー用プログラマーの操作、IABP(経皮的大動脈バルーンパンピング)や除細動器の操作・管理をし、医師・看護師・放射線技師・検査技師と共に検査・治療を行っています。

透析液清浄化

透析液は膜を通じて血液と接しています。そのため、透析液の清浄化は、患者様の QOL (生活の質)に深く関わってきます。当院では、国際標準化機構の水質基準をクリアするため、徹底した水質管理を行っており、より質の高い透析医療を提供できるよう努力しています。

透析液の水質および管理については、近年、国際標準化機構(InternationalOrganization for Standardization, ISO)により、制定されつつあります。国内においては、On-line HDF に関して日本透析医学会よりの要求事項等の提言により、基準が明確になっております。日本臨床工学技士会においても、レベルの高い水質管理が要求されています。さらに、2010 年4 月からは、人工腎臓における合併症防止の観点より、医療機関での透析用水および、透析液の水質管理について、基準を満たした透析液を使用することで、「透析液水質確保加算」が算定可能となりました。
当院でもこの様な現状を踏まえ、JMS社セントラルシステムを導入し、厳重に水質を管理し清浄化透析液維持に積極的に取り組んでおります。私どもは透析を受けられる患者様にとって“透析液の清浄化"は最も重要であるもののひとつと考え、安全・安心な透析治療を心がけております。

透析室室長 飯泉達夫

最新型全自動コンソール(GC-110N)

最新型全自動コンソール(GC-110N)の特徴当院では平成23年2月より、JMS社製の水処理装置、透析液供給装置、A剤・B剤溶解装置、コンソール(GC-110N)29台を更新しました。

①世界一きれいな透析液を提供できます。
きれいな透析液で透析を行うことで、合併症・貧血予防に役立ちます。
②安全でスマートに脱血・返血を行えます。
自動で返血・脱血ができるため、医療事故や感染事故が防げます。
  • セントラルシステム

    セントラルシステム

  • 清浄化マニホールド

    清浄化マニホールド

  • 清浄化ホース配管

    清浄化ホース配管

  • ゲートバルブ、ミキシング

    ゲートバルブ、ミキシング

微生物学的水質検査測定

当院では毎月水質検査を行っております。検体の採取は、評価法の結果に影響を与える要因の一つであり、使用容器の準備や採取の過程から、既に試験が始まっていると考えなければなりません。
※ 機械室などにおいて、検体採取する場合は、無菌操作は不可能に近いですが、極力浮遊菌の混入を避けるように行っております。

  1. エンドトキシン測定
    • 拭取り

      拭取り

    • サンプリング

      サンプリング

    • 測定

      測定

    ● ETRF(エンドトキシン捕捉フィルター)について

    • 大型ETRF大型ETRF
      使用場所
      RO水供給ループの戻り
      セントラルの出口(循環ポンプ)
    • 小型ETRF小型ETRF
      使用場所
      ダイアライザー手前に直列2本
  2. 水中微生物(細菌)の評価

    細菌数評価方法 : メンブレンフィルター法

    • 細菌用モニター

      細菌用モニター

    • 採取注入

      採取注入