平成27年度 彩の国東大宮メディカルセンター 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
- 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞のICD10別患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）
- その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | - | 98 | 133 | 198 | 467 | 630 | 1103 | 1857 | 1580 | 556 |
当院の平成27年度における10歳毎の年齢階級別退院患者数となります。平成27年度は6,630名の患者様がご退院されております。当院では小児科がありませんので、比較的若年層の患者様は少なくなっております。最も多い年齢層は70歳代、次いで80歳代となっており、全体を通して高年齢層の患者様が多くご退院されております。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 140 | 25.81 | 21.69 | 16.43 | 84.11 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎 15歳以上 手術なし 処置2なし | 119 | 12.76 | 14.34 | 4.20 | 72.65 | |
| 180010x0xxx0xx | 敗血症 1歳以上 処置2なし | 83 | 20.55 | 18.99 | 6.02 | 76.84 |
内科では、誤嚥性肺炎、肺炎等の呼吸器疾患による患者様が上位を占めており、年齢層も比較的も高齢な患者様が多く入院されています。高齢な患者様は、退院後に自立した生活が困難な場合が多い傾向にあり、近隣の医療機関への転院や施設への入所のための調整が必要であり、平均在院日数や転院率が高くなっております。
消化器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 63 | 28.21 | 21.69 | 15.87 | 85.90 | |
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 36 | 8.67 | 9.17 | 2.78 | 70.14 | |
| 060102xx99xxxx | 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 30 | 6.60 | 7.91 | 0.00 | 65.60 |
消化器内科は主に消化管と肝臓を診療する科になっておりますが、内科同様に比較的年齢層が高齢であり、消化管機能の低下等の影響により嚥下機能の低下が伴う場合が多く、誤嚥性肺炎や肺炎の割合が高くなっております。腸閉塞（ヘルニア：腸が捻じれてしまったりして、詰まってしまう症状）や憩室疾患（腸内にポケットのようなものが出来、その部分で炎症を起こす症状）も上位を占めており、検査および治療を行い比較的早期の退院が可能となっています。
外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 39 | 6.79 | 6.96 | 0.00 | 60.97 | |
| 060150xx03xx0x | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 副傷病なし | 36 | 5.42 | 5.56 | 0.00 | 37.19 | |
| 060335xx0200xx | 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし | 32 | 8.97 | 7.84 | 3.13 | 61.34 |
当院は消化器外科、呼吸器外科等が主体となっています。平成27年度の上位疾患としては消化器疾患が上位を占めています。中でも腹腔鏡を用いた手術を多く実施しており、開腹手術より早期の退院が可能となっています。また、当院では埼玉県がん指定病院となっておりますので、上位疾患に大腸の悪性腫瘍において手術を実施される患者様も多くなっております。
循環器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 処置1:心臓カテーテル法による諸検査 処置2なし 副傷病なし | 67 | 3.31 | 3.07 | 4.48 | 66.66 | |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 処置1なし 処置2なし | 64 | 4.84 | 4.87 | 1.56 | 68.98 | |
| 050130xx99000x | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし | 58 | 31.26 | 18.30 | 12.07 | 84.59 |
循環器内科は心臓疾患を主に診療する科となっています。狭心症に対する心臓カテーテル検査、または手術を行う患者様が上位を占めており、比較的早期の退院が出来ております。心不全に対しては、やはり高齢な患者様が多く、投薬等の治療を行い、退院後の支援の必要性もあり、医療相談員の介入による転院または施設への退院調整で在院日数が多くなっている傾向にあります。
整形外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 166 | 28.64 | 28.70 | 21.69 | 83.02 | |
| 160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし | 30 | 3.23 | 5.70 | 0.00 | 47.27 | |
| 160760xx97xx1x | 前腕の骨折 手術あり 副傷病あり | 29 | 6.14 | 11.96 | 0.00 | 74.55 |
整形外科は主に骨折等を診療する科となっています。高齢者の増加に伴い、転倒による大腿骨の骨折や転倒の際に手をついてしまうためか、前腕の骨折が上位を占めています。前腕の骨折に関しては、早期退院が可能ですが、大腿骨の骨折に関しては、手術を行い、リハビリを必要とするため、在院日数が多くなっています。また、大腿骨骨折の場合は、早期復帰を目指すために当院では回復期リハビリテーションが盛んな近隣医療機関への転院を積極的に行っておりますので、転院率が高くなっています。
脳神経外科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010060x099030x | 脳梗塞 JCS10未満 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(3) 副傷病なし | 99 | 19.14 | 18.08 | 27.27 | 75.46 | |
| 160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術 処置2なし 副傷病なし | 43 | 8.12 | 10.02 | 2.33 | 73.37 | |
| 010040x099x00x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外) JCS10未満 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 38 | 16.82 | 19.32 | 34.21 | 68.95 |
脳神経外科では脳梗塞や脳出血等急性期治療を積極的に実施しております。軽度の脳梗塞等の場合、投薬での治療がメインとなり、当院では上位を占めております。その他、頭蓋内損傷や頭蓋内血腫の疾患も上位を占めており、手術による治療を行っております。脳卒中と呼ばれる疾患は、早期の対応と積極的なリハビリを行うことで、早期社会復帰を目指しており、整形外科同様、回復期リハビリテーションに特化した医療機関への転院を図っているため、転院率が高くなっています。
泌尿器科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110070xx0200xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 処置1なし 処置2なし | 42 | 8.88 | 7.59 | 0.00 | 73.88 | |
| 11012xxx040x0x | 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 処置1なし 副傷病なし | 41 | 2.05 | 2.89 | 0.00 | 49.15 | |
| 180040xx02x0xx | 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 処置2なし | 17 | 3.18 | 3.40 | 5.88 | 70.47 |
泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍に対する手術を積極的に行っており、上位疾患となっています。また、尿路疾患として、尿管結石や腎結石等に対して、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術もまた積極的に行っています。当院ではクリニカルパスを適用しており、早期の退院が可能となっています。その他の上位疾患としては、透析患者様の透析用の血管部分の閉塞を除去するための手術を多く実施しています。
総合診療科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100070xxxxxxxx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) | 34 | 11.47 | 15.35 | 0.00 | 66.06 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎 15歳以上 手術なし 処置2なし | 28 | 18.14 | 14.34 | 7.14 | 78.04 | |
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 21 | 32.00 | 21.69 | 47.62 | 88.52 |
総合診療科は、その名の通り総合的に診療を行う科となりますが、当院の総合診療科医は主に糖尿病を専門としている医師がおり、上位疾患に糖尿病疾患が多くなっています。糖尿病患者への自己注射指導等が多く、比較的早期に退院が可能となっています。その他上位疾患としては、内科、消化器内科と同様に、誤嚥性肺炎、肺炎が多くを占めています。他の内科系診療科より平均的に高齢な傾向にあるため、自宅等の退院が困難なケースが多く、近隣医療機関や施設への退院が多いため、転院率が高くなっています。
膠原病リウマチ科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 29 | 29.48 | 21.69 | 17.24 | 83.31 | |
| 100070xxxxxxxx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) | 21 | 13.00 | 15.35 | 4.76 | 59.67 | |
| 040080x099x0xx | 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎 15歳以上 手術なし 処置2なし | 21 | 13.38 | 14.34 | 4.76 | 74.43 |
主に甲状腺機能を対象としており、膠原病やリウマチ等を専門的に診療する科になっていますが、入院患者の傾向としましては、他の内科系診療科と同様に誤嚥性肺炎や肺炎が多くを占めています。その為、退院後の生活への調整や療養型病院等への転医、施設への入所が多くなる傾向にあるため、やはり在院日数や転院率が多くなっています。
眼科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020200xx99x4xx | 黄斑、後極変性 手術なし 処置2:アイリーア等(4) | 25 | 3.36 | 2.53 | 0.00 | 77.60 | |
| 020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり 片眼 | 24 | 4.75 | 7.42 | 0.00 | 61.29 | |
| 020180xx97x0x0 | 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 処置2なし 片眼 | 22 | 5.64 | 8.62 | 0.00 | 57.36 |
眼科においては、計画的な手術を実施しており、上位疾患においては、すべて早期の退院が可能となっています。疾患としては、白内障や緑内障等が多く占めており、年齢層も比較的幅広い層に対応しております。
血液内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2:リツキサン(4) 副傷病なし | 20 | 26.15 | 17.69 | 0.00 | 73.35 | |
| 130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 処置2:化学療法(2) | - | - | 43.59 | - | - | |
| 130030xx97x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術あり 処置2:リツキサン(4) 副傷病なし | - | - | 36.93 | - | - |
血液内科は血液疾患を診療しており、主に非ホジキンリンパ腫（白血球の中のリンパ球ががん化して悪性化した疾患）や急性白血病に対しての化学療法を実施しています。計画的な投薬治療が必要なため、他の診療科よりは在院日数が多くなっています。常勤医師1名の診療科のため、他の診療科より患者数は少なくなっています。
婦人科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む) 腹腔鏡によるもの等 | - | - | 6.50 | - | - | |
| 120010xx99x50x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 処置2:パラプラチン+タキソテール等(5) 副傷病なし | - | - | 5.17 | - | - | |
| 120220xx01xxxx | 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 | - | - | 3.08 | - | - |
女性器を主体として診療する科となっています。主に手術を必要とする疾患を対象としているため、上位疾患においては全て手術を実施しています。症状にもよりますが、腹腔鏡を用いたっ手術も実施しており、全体的には早期の退院が可能となっています。常勤医師1名による診療科ですので、他の診療科と比較するとやや患者数は少なくなっています。
皮膚科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080011xx99xxxx | 急性膿皮症 手術なし | - | - | 11.97 | - | - | |
| 080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 処置2なし | - | - | 10.49 | - | - | |
| 080011xx970x0x | 急性膿皮症 手術あり 処置1なし 副傷病なし | - | - | 17.84 | - | - |
皮膚疾患を主に診療する科となっています。上位疾患としましては急性上皮症が多くを占めており、一部悪性腫瘍を診療していました。常勤医師1名の退職に伴い、平成27年度の患者数は減少しており、現在では入院での皮膚疾患数は縮小しております。
緩和ケア科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし | - | - | 15.00 | - | - | |
| 070610xx97xxxx | 骨折変形癒合、癒合不全などによる変形(上肢) その他の手術 | - | - | 8.63 | - | - | |
| 060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 処置2なし 副傷病なし | - | - | 10.93 | - | - |
緩和ケア科ではがん患者を主として診療しています。当院では、緩和ケア病棟が存在するため、ＤＰＣ制度を利用しての入院患者はほぼおらず、緩和ケア病棟では、特定入院料と呼ばれる診療報酬で計算されていますので、今回の統計上では件数は上がっていませんが、各種のがん患者様を受け入れ、埼玉県内では数少ない緩和ケア病棟での診療を行っております。
呼吸器内科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120110xx99xx0x | 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし 副傷病なし | - | - | 7.84 | - | - | |
| 040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 処置2なし | - | - | 20.63 | - | - | |
| 040040xx9904xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2:化学療法ありかつ放射線療法なし(4) | - | - | 13.38 | - | - |
当院では呼吸器内科の常勤はおらず、主には内科系の診療科にて診療しております。軽度の呼吸器疾患であれば内科系にて診療をし、専門性の高い疾患であれば、近隣の医療機関と提携し、迅速な転院等の連携体制を構築しております。
放射線科
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100100xx97x0xx | 糖尿病足病変 手術あり 処置2なし | - | - | 27.84 | - | - | |
当院では主にがん患者における放射線治療を行っております。主として外来にて放射線治療を行い、入院においては各診療科を主治医として診療していますので、ここで放射線科としての数字は挙がっていません。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
| 初発 | 再発 | 病期分類 基準（※） |
版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
| 胃癌 | 51 | - | 11 | 96 | - | - | 1 | 7，6 |
| 大腸癌 | 31 | 18 | 23 | 38 | - | - | 1 | 7 |
| 乳癌 | - | 24 | - | - | - | - | 1 | 7 |
| 肺癌 | - | - | - | 30 | - | - | 1 | 7 |
| 肝癌 | 28 | 28 | 20 | 18 | - | - | 1 | 7 |
癌疾患において、主に内視鏡手術、化学療法、放射線療法、手術が主な治療内容となっています。平成27年度の実績としてStageⅠ～Ⅳおよび分類不明を含め、444件となります。胃癌、大腸癌に対して、早期癌について多くは内視鏡手術を実施しております。Stageが進むにつれ、当院では外科的手術や化学療法を実施しています。乳癌については、乳腺外科の医師が1名、必要に応じ手術を実施しております。肺癌については、当院には常勤の呼吸器内科医は不在ですが、近隣の医療機関と連携をとり、手術等の外科的治療を実施しております。肝癌については、内科的治療にてStage分類上は幅広く治療を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
| 患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 重症度 0 | 41 | 8.17 | 52.73 |
| 重症度 1 | 76 | 14.22 | 80.68 |
| 重症度 2 | 44 | 23.20 | 82.70 |
| 重症度 3 | - | - | - |
| 重症度 4 | - | - | - |
| 重症度 5 | - | - | - |
| 不明 | - | - | - |
当院での平成27年度の肺炎の重症度を表したものとなります。重症度としては、重症度0～2の症例が多いことが分かります。常勤の呼吸器内科が不在のため、重症度の高い患者様が比較的少ない傾向にあります。年齢層としては、80歳代が多く、高齢やその他の疾患を患っている患者様が多く、重症度が高くなるにつれ、平均在院日数も長くなっております。その要因としては、高齢者の場合、退院後の生活の調整、近隣医療機関への転院や施設への退院調整のために在院が長くなる傾向にあります。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
| ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| G45$ | 一過性脳虚血発作及び関連症候群 | 3日以内 | 23 | 7.22 | 71.52 | 4.35 |
| その他 | - | - | - | - | ||
| G46$ | 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 | 3日以内 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - | ||
| I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 254 | 24.85 | 75.97 | 25.98 |
| その他 | 13 | 31.23 | 71.23 | 7.69 | ||
| I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - | ||
| I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - | ||
| I675 | もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> | 3日以内 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - | ||
| I679 | 脳血管疾患，詳細不明 | 3日以内 | - | - | - | - |
| その他 | - | - | - | - |
当院の脳神経外科にて急性期治療を実施しており、脳梗塞の患者様の約90％は3日以内に発症した患者様を診療しております。早期治療に取り組むことで、入院期間の短縮や後遺症の発生を防いでいます。、より早く社会復帰または入院前の生活に近づけるよう、早期治療と早期のリハビリテーションの実施しております。また、脳梗塞の患者様においては、よりリハビリに特化している近隣の回復期リハビリテーション病院または病棟への転院を勧めており、脳卒中パスを用いて円滑な退院に向けての支援をおこなっている状況ですので、転院率が高くなっております。また一過性能虚血発作（脳に行く血液の流れが一時的に悪くなり、運動麻痺等の症状が現れ、多くの場合24時間以内または数分以内に症状が消失する、脳梗塞の前触れとなる疾患）においては、必要な検査等を行い、入院後比較的に早期に状態が落ち着き次第、ご退院される患者様が多くなっております。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位３位まで）ファイルをダウンロード
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） | 143 | 1.00 | 1.13 | 0.00 | 65.45 | |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 75 | 1.53 | 5.65 | 1.33 | 61.19 | |
| K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの） | 35 | 0.60 | 3.69 | 0.00 | 37.80 |
当院の外科では腹腔鏡を用いた手術を多く実施しております。その多くは腹腔鏡下における鼠径ヘルニアが占めており、腹腔鏡での手術のため術後早期の退院が出来ています。その他上位疾患としては、消化器系の腹腔鏡手術が占めており、開腹による手術よりも術後の在院期間が短く、退院されています。
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 骨折観血的手術（大腿） 等 | 127 | 3.72 | 20.06 | 16.54 | 77.48 | |
| K0811 | 人工骨頭挿入術（股） 等 | 94 | 3.83 | 23.96 | 20.21 | 81.80 | |
| K0462 | 骨折観血的手術（前腕） 等 | 80 | 1.78 | 12.61 | 2.50 | 61.49 |
高齢者による転倒が原因と考えられる、大腿骨、股関節や前腕の骨折に対しての手術が上位を占めています。大腿骨や股関節の手術の場合、早期の社会復帰を目指すため、リハビリに特化した回復期リハビリテーション病院への転院される方が多く、転院率が高くなっております。
消化器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満） | 199 | 0.30 | 1.43 | 0.00 | 65.96 | |
| K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | 28 | 2.57 | 6.18 | 0.00 | 64.21 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 26 | 0.35 | 11.08 | 0.00 | 68.65 |
消化器や肝臓等の疾患に対する手術が多くなっています。手術件数の上位として、大腸ポリープに対する内視鏡手術が多くを占め、短期滞在手術に該当しているため、多くの患者様は術後早期に退院しております。胸水・腹水濾過濃縮再静注法（胸水や腹水を抜き、濾過濃縮して再度注入する手術）は、当院では主として肝癌や肝硬変の患者様に対して実施しており、術後の退院も比較的短くなっています。内視鏡的消化管止血術（上部または下部の消化管の止血術）は出血を繰り替えすことが多い症例もあるため、他の手術と比べ若干術後入院期間が長くなっております。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ﾛ | 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他） | 210 | 0.97 | 3.39 | 0.00 | 77.73 | |
| K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む） | 55 | 0.91 | 3.56 | 0.00 | 60.13 | |
| K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術（その他） | 27 | 0.78 | 2.52 | 0.00 | 59.04 |
当院の眼科では水晶体再建術が多くを占めています。片目の場合は、短期での退院が可能ですが、両目の場合は、片目ずつ実施し、多少期間を空けるため、若干期間が長くなっていますが、それでも在院期間は比較的短くなっております。その他の眼科手術も同様に、基本的には早期の退院が可能であり、在院期間は短くなっています。
内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6152 | 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術） | 32 | 1.31 | 5.41 | 0.00 | 72.44 | |
| K635 | 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 | 28 | 2.18 | 4.79 | 0.00 | 60.32 | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 26 | 1.04 | 8.65 | 0.00 | 80.92 |
多くは消化器系の手術が占めております。肝癌や肝硬変等の肝臓に対しては、血管塞栓術（選択的動脈化学塞栓術）や胸水・腹水濾過濃縮再静注法を実施しております。また胆管や胆嚢に対する治療として、内視鏡的胆道ステント留置術を実施しており、消化器系の手術においても、比較的術後早期の退院ができております。
循環器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） | 60 | 3.42 | 3.25 | 0.00 | 68.40 | |
| K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症） | 23 | 0.22 | 11.22 | 4.35 | 65.78 | |
| K5972 | ペースメーカー移植術（経静脈電極） | 15 | 5.40 | 10.80 | 0.00 | 78.80 |
循環器内科では、狭心症、不安定狭心症や心筋梗塞に対しての治療を行っており、心臓カテーテル検査を踏まえて、経皮的冠動脈ステント留置術を実施しております。経皮的冠動脈ステント留置術（その他）は、前述の通り心臓カテーテル検査を実施後に、必要があれば実施しており、術前までの日数に若干日数を要していますが、経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症）の場合は、心臓カテーテル検査を実施後、すぐに実施するため、術前日数が短くなっております。心疾患における急性期の検査または治療を実施できている現われと考えます。またペースメーカーの埋込術も上位手術件数として挙げられております。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8036ｲ | 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用） | 42 | 1.50 | 6.52 | 0.00 | 74.02 | |
| K768 | 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 | 41 | 0.00 | 1.05 | 0.00 | 49.15 | |
| K616-4 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 | 18 | 2.56 | 4.11 | 5.56 | 71.78 |
泌尿器科では、膀胱悪性腫瘍に対する手術を積極的に行っており、上位件数となっています。また同じく、尿路疾患の上位として、尿管結石や腎結石等に対して、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術もまた積極的に行っているため、手術件数が多くなっています。当院では、クリニカルパスの適用により早期の退院が可能となっています。その他の上位疾患としては、透析患者様の透析用の血管部分の閉塞を除去するための手術を多く実施しています。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 30 | 0.50 | 11.10 | 6.77 | 77.63 | |
| K1643 | 頭蓋内血腫除去術（開頭）（脳内） | 17 | 0.71 | 45.65 | 70.59 | 73.41 | |
| K6092 | 動脈血栓内膜摘出術（内頸動脈） | - | - | - | - | - |
脳神経外科の手術件数は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が上位を占めており、平均術前日数から当院入院後に早期に手術を行えている。同様に、上位手術で頭蓋内血腫除去術も早期に手術を実施できており、脳神経外科における急性期治療の取り組みが現れている。転院率が高いのは早期に社会復帰を目指すために回復期リハビリテーション病院への転院するケースが多いためであると考える。
婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡） | 10 | 0.70 | 4.20 | 0.00 | 39.90 | |
| K867 | 子宮頸部（腟部）切除術 | - | - | - | - | - | |
| K872-3 | 子宮内膜ポリープ切除術 等 | - | - | - | - | - |
婦人科疾患における上位手術として挙げられたのは、腹腔鏡下における子宮附属器腫瘍摘出術であり、基本的には予定入院で計画的に手術を実施し、腹腔鏡下の手術のため、術後早期の退院が可能である。当院では常勤の婦人科医が1名体制のため、手術件数はある程度限られてしまうが、婦人科系における手術対象疾患を積極的に受け入れている。
膠原病リウマチ科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K664 | 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） | - | - | - | - | - | |
| K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
| K2762 | 網膜光凝固術（その他特殊） | - | - | - | - | - |
膠原病リウマチ科として手術を実施することは多くなく、主な疾患と併せ持つ疾患に対して、他科での手術を依頼する傾向があり、高齢者や日常生活機能が低下傾向にある患者に対して、胃瘻造設術、尿管ステント留置術や網膜光凝固術等の幅広い手術を行っている。
総合診療科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K691-2 | 経皮的肝膿瘍ドレナージ術 | - | - | - | - | - | |
| K2762 | 網膜光凝固術（その他特殊） | - | - | - | - | - | |
| K386 | 気管切開術 | - | - | - | - | - |
総合診療科では、総合的に診療を行う科であるため、膠原病リウマチ科同様に、主とした疾患と併せ持つ疾患に対し、他科にて手術を実施する傾向にあります。そのため、必要に応じて幅広い手術が行われています。
皮膚科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） | - | - | - | - | - | |
| K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満） | - | - | - | - | - | |
| K0023 | デブリードマン（３０００ｃｍ２以上） | - | - | - | - | - |
1名在籍していた皮膚科常勤医師の退職により、入院中の皮膚科疾患に対する手術件数は減少傾向にあります。皮膚の悪性腫瘍から皮膚皮下腫瘍摘出術を実施しております。また、褥瘡等の汚染された部位に対して行う、デブリードマンの手術も行われていました。
緩和ケア科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K664 | 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） | - | - | - | - | - | |
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | - | - | - | - | - | |
| K0461 | 骨折観血的手術（上腕） | - | - | - | - | - |
緩和ケア科でも、主とした疾患と併せ持つ疾患に対し、他科にて手術を実施する傾向にあります。そのため、必要に応じて幅広い手術が行われています。
血液内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他） 等 | - | - | - | - | - | |
| K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満） | - | - | - | - | - | |
| K331 | 鼻腔粘膜焼灼術 | - | - | - | - | - |
血液内科では、血液の癌である疾患に対し、投薬による化学療法を実施するために必要な抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置が上位を占めております。それ以外としては、主とした疾患と併せ持つ疾患に対し、他科にて手術を実施する傾向にあります。そのため、必要に応じて幅広い手術が行われています。
放射線科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0022 | デブリードマン（１００ｃｍ２以上３０００ｃｍ２未満） | - | - | - | - | - | |
| - | - | - | - | - | - | - | |
| - | - | - | - | - | - | - |
放射線科においても、主とした疾患と併せ持つ疾患に対し、他科にて手術を実施する傾向にあります。そのため、必要に応じて手術が行われています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | 40 | 0.60 | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 76 | 1.15 |
| 異なる | 115 | 1.73 | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 35 | 0.53 |
| 異なる | - | - |
DIC（播種性血管内凝固症候群）は、さまざまな重症の基礎疾患により、全身の血管内で血栓が出来る病気です。敗血症は、血液が細菌に感染することにより全身に炎症を起きる病気です。上記の疾患は主とした疾患が重症化した結果発症することが多い病気となります。
手術・処置等の合併症は、当院としては透析用のシャントと呼ばれる血管の閉塞が多くを占めますが、これは日常的に透析を行う場合、やはり徐々に閉塞してしまうものであり、一定の確率で発症し、完全になくすことはできません。起こりえる合併症に対しては、術前に十分説明を行い、発症を最小限にとどめるように努めております。
「同一」・「異なる」とは入院の契機となった疾患と、入院中に主に治療している疾患が同じか異なるかを示しています。
当院ではDICの場合、入院契機と異なる症例数が多いことから、契機となった疾患が重症化したと考えられます。同様に敗血症においても入院契機と異なる症例数が多いことから、契機病名が重症化したと考えられます。急性期を担う医療機関において、入院契機となる疾患が重症化する可能性は、一般病棟や回復期病棟等よりは多くなってしまいます。急性期病院を担う当院としましても、こういった重症化する疾患を防ぎ、多くの患者さまの早期のご退院を努めています。
手術・処置等の合併症は、当院としては透析用のシャントと呼ばれる血管の閉塞が多くを占めますが、これは日常的に透析を行う場合、やはり徐々に閉塞してしまうものであり、一定の確率で発症し、完全になくすことはできません。起こりえる合併症に対しては、術前に十分説明を行い、発症を最小限にとどめるように努めております。
「同一」・「異なる」とは入院の契機となった疾患と、入院中に主に治療している疾患が同じか異なるかを示しています。
当院ではDICの場合、入院契機と異なる症例数が多いことから、契機となった疾患が重症化したと考えられます。同様に敗血症においても入院契機と異なる症例数が多いことから、契機病名が重症化したと考えられます。急性期を担う医療機関において、入院契機となる疾患が重症化する可能性は、一般病棟や回復期病棟等よりは多くなってしまいます。急性期病院を担う当院としましても、こういった重症化する疾患を防ぎ、多くの患者さまの早期のご退院を努めています。
更新履歴
- 2016/9/30
- 病院情報の公表