謹賀新年

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

昨年も当院ではさまざまな取り組みを行ってきました。
2021年に開始したロボット支援手術では、昨年6月に最新式のDa Vinci Xiに更新したことで、さらに質の高い手術を行えるようになりました。泌尿器科と外科でそれぞれ適応術式を拡大しながら症例数を順調に伸ばしており、昨年12月には累積で500件を超えることができました。この間に術中・術後の重篤な合併症は1件もなく、患者さんには大変に満足いただいています。

がん診療については、手術だけでなく化学・免疫療法、放射線治療などの集学的治療に取り組んでいます。2023年に開始した高精度照射は順調に症例数を増やしており、周囲の臓器への影響を抑えた質の高い放射線治療を提供しています。カンファレンスで各分野の専門医が議論することで、患者さんにとってベストの診療を行う体制を構築しています。

コロナ禍の爪痕は大きく、看護部の離職による人員不足で病床制限を続けてきましたが、インスタグラムを通じた魅力アピールなどに力を入れた結果、ようやく昨年10月には331床とほぼフルオープンまで戻すことができました。その結果、救急受け入れも徐々に回復しており、コロナ禍以前の水準に戻ってきております。今年も地域の皆さまに安心していただける救急医療を提供していきます。

人材育成の面では、昨年も多くの職員が難易度の高い資格を取得しており、「優秀職員」として表彰することができました。「インプットしたらアウトプット」の掛け声のもと、各種の学会・研究会での発表実績も増えています。一般職を含む多くの若い職員が発表を行い、また見聞を広げています。彼らが病院の未来を担ってくれると信じています。

一昨年「紹介受診重点医療機関」に認定されましたが、本年はさらに「地域医療支援病院」の認証を目指しています。医師会の先生方や他の病院とも連携しながら、地域に必要とされる病院としてさらに発展していきたいと思います。

今年も地域の皆さまのお役に立てるよう、職員一同で頑張ってまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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