院内暴力に備えて

患者さんの安全を守ることは、病院にとって最も重要な責務です。特にご自分で動けない入院患者さんをお守りするためには、デパートやホテルなどの商業施設以上に、入念な準備が必要になります。当院は最新の防火設備、免震システムを備えていますが、災害対策委員会を中心に、年2回の法定訓練に加えて、日頃から部署ごとの訓練や勉強会を繰り返し行なっています。

患者さんにとっての危険は災害だけではありません。特に外来には不特定の方が訪れるため、盗難や暴力事件への備えも重要です。当院では警察OBの職員を中心に、防犯体制を構築しています。院内には51の監視カメラを設置しており、有事の際に備えています。また緊急時に男子職員を召集するための院内放送も決めてあります。

先日、事務部職員を中心に、「さすまた」と「カラーボール」についての研修と訓練を行いました。消火器などと同様に訓練を経験することで、いざという時にスムーズに使えるようになります。でも実際に出番が来ないことが一番ですね。

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