先週土曜日に「院内学会」を開催しました。各科の医師が、自分の研究内容や力を入れている治療について発表するのですが、他の診療科の取り組みを知ることができるいい機会になっています。
年2回の開催で、今回は13回目となります。今回は9つの診療科からの発表があり、それぞれに活発な質疑応答がありました。
例えば、認知症と診断された方の中に手術で改善が期待できる「正常圧水頭症」という病態があります。脳外科からは、診断方法や治療方法の発表がありましたが、内科などの外来を受診した方の中から患者さんが見つかるかもしれません。
このように院内の連携を高めることで、患者さんにより良い医療を提供することができます。当院では「院内学会」以外にも、このようなカンファレンスやレクチャーの機会がたくさんあります。
「院内学会」を開催している病院は多いと思いますが、当院の自慢は医師以外の多職種も参加していることです。看護師やリハビリ、検査技師や放射線技師、さらに事務職も参加することで、病院全体のレベルが上がります。今回も50名近い多職種が参加してくれました。院長として、とても誇らしく感じました。