最近、医療の新しい職種として「医師事務作業補助者」が注目されています。当院でも、医療クラーク課として9名の職員が活躍してくれています。
もともとは、忙しい医師の事務作業(書類や診断書の作成など)を手伝うことで、医師が患者さんやご家族と向き合う時間を増やそう、ということから始まった職種です。厚労省も診療報酬の加算を設定して、これを推奨しています。最近は書類作成から発展して、外来診療の際に医師の横で電子カルテを記載する「代行入力」を行う業務も増えています。
「代行入力」には多くの利点があります。患者さんから「医師が電子カルテばかり見て顔を見てくれない」というご意見もよく頂戴するのですが、カルテ入力を医師事務作業補助者が行うことで、医師はゆったりと患者さんとお話しすることができるようになります。
他にも医師の処方や検査オーダーをダブルチェックして、間違いを未然に防いだり、あらかじめ前回の診察記事をおさらいしておくことで、今回の受診で必要な処置や検査も準備できます。その結果無駄な時間が減って、待ち時間が短縮できます。
このように今や医療に欠かせない存在の「医師事務作業補助者」ですが、先日福岡市で全国学会が開催され、当院の医療クラーク課も発表を行いました。そしてたくさんの発表の中から、優秀賞をいただきました!
彼女らのますますの活躍に期待が膨らみます。