新型コロナウイルス感染症は収束の気配を見せず、日本中が辛い日々を過ごしています。特に医療機関では、院内感染を防ぐために毎日多くの努力を続けています。当院でも、地域医療を決して崩壊させることのないよう、感染制御チームを中心にたくさんの取り組みをしています。
病院はテレワークをすることができないため、職員の健康管理には厳格に取り組んでいます。毎朝検温して体調不良者は自宅待機になるのはもちろん、公私を問わず会食や飲み会は禁止です。これまでも手指衛生には力を入れてきましたが、現在は電子カルテやドアノブに触るたびにアルコール消毒をしています。
院内での3密環境をさけるため、社員食堂は席数を半分にして対面はなし、ついたてで一席ごとに分離しています。職員の休憩も、人数を絞って順番に取り、対面での談笑は禁止です。休憩中も(食事の短時間以外は)マスクを外すことはありません。
このように不自由をかけて院長としては申し訳なく思うのですが、現場からは頼もしい声が聞こえてきます。「私が工夫してこの配置にしたんですよ!」「みんな安心できて、かえって喜んでますよ!」
職員たちの高い士気に触れるたび、頼もしい気持ちでいっぱいになります。まだまだ続く長い戦いです。もちろん真剣でありながらも、心のどこかに少し余裕を持ちながら、笑顔を忘れずに頑張っていきたいと思います。