コーチング研修を開催しました

私が「コーチング」に出会ったのは、2018年7月に札幌で開催された「医療マネジメント学会」で、ある病院の院長の講演を聞いた時です。コーチングを組織マネジメントに導入したことで、職員満足が上がり、離職率が減って、収支も大幅に改善したという内容でした。

それまで「コーチング」という言葉は知っていましたが、具体的な内容は知りませんでした。関心を持った私は資料を取り寄せ、説明会にも参加して、プログラムを受講することにしました。昨年2月にスタートしたレッスンは、今年の1月まで約1年、80回に及ぶものでした。そこではたくさんの出会いと、多くの気づきを得ることができました。

人の話をきちんと聞く。会話のキャッチボールをする。気づきを生む質問をする。相手へのフィードバックをきちんと伝える・・これまでできていなかったことに、意識して取り組むようになりました。これからはこの学びを病院運営に役立てていきたいと思います。

まず第一歩として、主任職以上を対象に研修会を開きました。承認されたと感じたのはどんな時?人の話を聞くためにどんな工夫をしている?みんなの体験を話してもらいました。少しでも役に立てたらいいのですが。

東川口病院の田辺院長の水彩画を展示しています

上尾中央医科グループには、埼玉、千葉、神奈川、茨城、山梨に計28の病院があります。特に近い病院どうしでは、さまざまなコラボが生まれています。例えば、有名な外科医が在籍するグループ病院に医師を研修に出したり、各職種の人事交流なども行われています。

院長どうしも仲が良く、頻繁に集まって情報交換したり、懇親会を開いたりしています。新人院長の私からすると、先輩の院長たちは皆さん診療にも人格にも優れ、堂々と病院を率いています。彼らから励まされたり叱咤されることも多く、私にとっては貴重な存在です。

その中でも東川口病院の田辺院長は、人情深く、困ってる人をほっておけない性格で、いつも頼りにさせていただいています。田辺院長は、バンドでギターやドラムも演奏しますが、絵筆をとっても玄人はだしです。

旅行の際などに書き溜められた水彩画がとても素敵なので、当院にも飾らさせていただくことになりました。患者さんも職員も癒してくれる、不思議な魅力のある絵です。