私が「コーチング」に出会ったのは、2018年7月に札幌で開催された「医療マネジメント学会」で、ある病院の院長の講演を聞いた時です。コーチングを組織マネジメントに導入したことで、職員満足が上がり、離職率が減って、収支も大幅に改善したという内容でした。
それまで「コーチング」という言葉は知っていましたが、具体的な内容は知りませんでした。関心を持った私は資料を取り寄せ、説明会にも参加して、プログラムを受講することにしました。昨年2月にスタートしたレッスンは、今年の1月まで約1年、80回に及ぶものでした。そこではたくさんの出会いと、多くの気づきを得ることができました。
人の話をきちんと聞く。会話のキャッチボールをする。気づきを生む質問をする。相手へのフィードバックをきちんと伝える・・これまでできていなかったことに、意識して取り組むようになりました。これからはこの学びを病院運営に役立てていきたいと思います。
まず第一歩として、主任職以上を対象に研修会を開きました。承認されたと感じたのはどんな時?人の話を聞くためにどんな工夫をしている?みんなの体験を話してもらいました。少しでも役に立てたらいいのですが。