倫理勉強会を開催しました。

私たちは日々の診療の中で、さまざまな「迷い」に遭遇します。患者さんのご希望、ご家族の希望、私たちの思いがすれ違ってしまい、何が正解か悩んでしまうこともしばしばあります。このような「倫理ジレンマ」の解決には近道はないのですが、患者さん・ご家族を含む医療チームが、それぞれの思いを認め合いながら誠実に議論することが必要になります。

先日、東京医療センターの尾藤誠司先生をお招きして、倫理についての勉強会を開催しました。尾藤先生は、患者さんと医療者のコミュニケーション、臨床研修をはじめとする人材育成、プライマリーケア、さらにはさまざまな社会問題についてもユニークな切り口から発信をされています。

日頃の悩みを少しでも解決したいということで、100名以上の職員が参加しました。そして、患者さん・ご家族と私たちがお互いを理解するためにどうするべきか、たくさんの気づきを得ることができました。

倫理は深くて難しいテーマですが、これからも病院としてしっかり取り組んでいきたいと思います。

入梅御膳を提供いたしました。

栄養科から、今月の季節のお食事の報告が届きましたのでご紹介します。
今月もたくさんの入院患者さんから、嬉しいお褒めのお言葉をいただいたそうです。

入梅御膳
  ・梅しらす御膳
  ・天ぷらの盛り合わせ
  ・鰯つみれの炊き合わせ
  ・キャベツの生姜和え
  ・果物(メロン)

栄養科からのコメント;
入梅のジメジメ感を一掃するような、爽やかな梅しらすご飯です。
鰯は入梅いわしと言われ、6月は一年で一番脂がのっておいしくなる季節です。今回はすべての方に食べやすいように、鰯つみれでご提供いたしました。

医療安全・感染予防勉強会を開催しました。

病院にとって「医療安全」と「感染予防」は最も重要なテーマです。
当院でも「医療安全管理室」と「感染管理室」のメンバーを中心に、毎日さまざまな活動を行っています。

その中でも、年2回の全職員向け勉強会の開催は重要な活動です。忙しい職員たちに安全や感染に関する知識を広め、毎日の業務の中で実践していく意識を高めるため、毎回内容や方法を工夫しています。

今回は順番に部屋を移動しながら勉強する「サーキット勉強会」でした。まず座学でアラーム音や患者さん間違い防止方法について確認したあと、”N95マスク”と呼ばれる、結核などの感染症の際に用いられる高機能マスクの正しい装着方法の実技です。私もしっかり学びました。

最後は小テストで理解を確かめます。提出すると後で採点して返ってきます。私も無事100点を取れました!

1000人近い職員全員にしっかり学んでもらうのは大変なことですが、これからも病院として取り組んでいきます。