栄養士便り

64 ファーストフード





ファーストフードとは・・・?

注文後すぐ食べられ、持ち帰りも可能な食品のことを示します。つまり“手軽で簡単に食べれられる”という点では、カップラーメンや缶詰、レトルト食品などの加工食品、牛丼やカツ丼等の丼物、うどんや蕎麦といった麺類など多岐に渡り存在します。
また、コンビニエンスストアもファーストフードの一つと考えることができます。

代表的な例: ハンバーガー、フライドチキン、ピザ、アイスクリーム、寿司、牛丼、蕎麦、うどん、カレーライスなど


ファーストフードのメリット・デメリット

1,高カロリー、高脂肪
パンや肉類、揚げ物がメインとなるので、付け合せのものを小さいサイズのもの(例えばMサイズからSサイズ)にすることをお勧めします。このようにすることで、高カロリー・高脂肪というデメリットを改善する一つの手段となります。
また、塩分が多いのも特徴ですので、食べすぎには注意しましょう。

2,主食+主菜の組み合わせ
ファーストフードはセットメニューを注文することが多く見受けられます。組み合わせるものを揚げ物からサラダにすることで、不足しているビタミン・ミネラルを補うことが出来ます。
日頃から、野菜を積極的に取ることはとても大切です。普段の食生活の中で、毎食野菜を食べるよう意識しましょう。

3,清涼飲料水の摂取
セットメニューと合わせて、清涼飲料水を注文する機会が多くなったことにより、糖類の過剰摂取に注目。
オレンジジュースや炭酸飲料など清涼飲料水を選択するのではなく、お茶類(無糖)、ブラックコーヒーまたは微糖のものを選択することで予防することが可能です。あるいは、ジュース類を選択する際は小さいサイズのものを選ぶようにしましょう。

4,直ぐに食べられる
ファーストフードの最大のメリットである手軽に簡単という点では、とても便利な食品です。しかし、これは早食いに繋がる第一歩にもなりかねません。早食いになるとついつい量を食べ過ぎてしますことがあります。また、消化・吸収に対しても負担をかけることになりますので、ゆっくりよく噛んで食べるよう心掛けてください。
噛むことの大切さにおいては以前ご紹介したので、そちらをご参照下さい。




現代の日本の食生活にファーストフードは欠かせないものとなっています。
生活習慣病やメタボリックシンドロームを引き起こすことのないよう上手に活用し、栄養素の偏りに注意しましょう。